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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

乱視入りのレンズ

乱視とは何ぞやということは、こちらをご覧いただくとして、乱視入りのレンズというのはどんなものかという話をします。

まず最初に、たとえば、S-5.75という度数は、近視のみの度数なのですが、これを矯正するためのレンズというのは、レンズのどの方向も同じ度数です。

レンズメーターの上に乗せて、レンズを回転させても、
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度数は変わりません。
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近視の度数を通して、まっすぐな線を見てみます。
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レンズを回転させた状態で見ても、線の見えかたは同じです。
1003210.jpg


一方、乱視入りのレンズというのはどうでしょうか。

たとえば、S-8.25 C-1.75 AX180
こういう表記をするのが、乱視入りのレンズです。

上記の場合は、方向によって近視の度数が変化する、複性近視性乱視です。
180度方向の度数は、S-8.25ですが、90度方向の度数はS-10.00になります。

レンズメータの上にレンズを乗せてみると、このときはA(上記AXに相当)が180ですが、
1003214.jpg
1003213.jpg

回転させると、Aが90になっています。
1003212.jpg
1003211.jpg

このレンズを通して、線を見てみます。

ある角度ではまっすぐ見えていますが、
1003216.jpg

方向によって度数が変わっているため、レンズを回転させると線が曲がって見えます。
1003215.jpg


このように、方向によって度数が変わるため、レンズの厚みにも違いが出てきます。

近視と乱視の量は同じS-8.25 C-1.75 だとしても、AX180であれば、レンズをフレームにはめたときには上下の部分が厚くなり、AX90のときには左右の部分が厚くなります。

近視系のレンズはレンズ中央(光学中心)から遠くなるほどレンズの厚みが増えますので、最近はやりの細長いフレームの場合は、AX180よりもAX90のほうが、厚みは目立ってしまいます。
近視性乱視で、AX90近辺のかたは、レンズの厚みという点で、ちょっと不利になるということですね。

逆に遠視性乱視で、AX90近辺のかたは、薄型加工をすることによって厚みを減らせるメリットが生じます。
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  1. 2010/03/21(日) 22:57:48|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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