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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

レンズの加工機

たとえばこんなフレームにレンズを入れるとします。
0911301.jpg

レンズは通常は、このように丸い形で送られてきます。
IMG_2276.jpg

ですから、フレームにはまるような形に削らないといけません。
昔は手作業でしたが、今はほとんどのお店で機械を利用しているでしょう。
当店も、機械を使用しています。


フレームの形(玉型)をトレースして、データを機械に転送します。
IMG_2274.jpg

必要な情報を入力して
IMG_2275.jpg

レンズを装着したらスイッチオン。
レンズには、機械へ装着するための吸盤のようなものを付けています。
吸盤の位置は、お客様の瞳孔間距離をはじめとした、いくつかのデータを元に決定します。
これが狂っていたら、すべて台無しです。
IMG_2277.jpg

数分で削りあがります。
IMG_2279.jpg

ほぼ同じ形に仕上がりました。
(大きさは微調整が必要です)
IMG_2280.jpg

これだけだと、えらく簡単に見えるでしょう。
事実、ど素人でも、操作方法だけ覚えれば、短時間で最低限のことはできるようになると思います。

ただし、ここでいう「最低限」というのは、「レンズがフレームにはまっていりゃあいい」ということです。
まともな眼鏡店なら、そんないい加減な仕事はしないでしょう。

ほとんどの加工機には「完全に機械にお任せ」という「オートモード」がありますが、綺麗に仕上げようと思ったら、機械に任せっきりだと痛い目に遭います。

実際は、フレームのカーブとヤゲンのカーブが合うように、そして美しい仕上がりになるように、ヤゲンのカーブや位置を調整しないといけませんし、場合によってはフレームカーブを調整しなおす必要が出てきます。
いわゆる「マニュアルモード」でやらなければなりません。
IMG_2278.jpg

機械で一発では、100%完璧に削りあがりませんから、レンズの大きさを確認しながら少しずつ削っていくことになりますし、必要に応じて手作業で微妙なサイズ調整をしないといけません。
削りあがったレンズの角を落とす「面取り」という工程も、当店の機械は設定すれば自動でやってくれますが、手作業でやったほうが具合がよいので、機械にはやらせません。
そんなときには、こういう機械を使います。
IMG_2281.jpg

このように、フレームにレンズをはめる工程は、幾ら機械がやってくれるとはいえ、丁寧にやろうとすれば、手間のかかるものなのです。

しかし残念なことに、この手間の部分は、お客様には正直なところ、なかなか伝わりません。
要するに「何が違うの?」って言われちゃうわけです。

メガネを調製する工程においては、これ以外にも実に多くの「伝わりにくい手間」があります。
それをいかに上手にお伝えしていくかが、私たちに課せられている使命ではないかと感じています。
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  1. 2009/11/30(月) 23:20:56|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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