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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

Horror fusion

斜視のかたで両眼視を得たい(たいていは深視力テストに通りたいというケースです)という場合に、当店ですと基本的にはプリズム付加で両眼視ができるかを見ていくことになります。

当店には大型弱視鏡はないので、マドックス法で眼位ずれの計測を行ないます。
このとき、たとえば、プリズム付加なしの時に固視より右側に線状光が見え、プリズムを付加していくことで固視点に線状光が近づいていくのは確認できるものの、途中でいきなり固視点の左側に線状光が移動してしまうことがあります。

つまり、固視点と線状光が(ほぼ)重なった、という返答が得られないということです。
理屈の上では、右眼の中心窩に映っている像と、左眼の中心窩に映っている像とを重ねることができない、ということになります。

こうした現象をHorror fusion(融像こわがり)と呼びます。

これが起きてしまうと、理論上、どうやっても精密な立体視は得られません。

トレーニングで、と言われても、同時視自体を回避されてしまうので、なかなか難しいというか、私自身はトレーニングで解決させたという実績がありません。

もし深視力獲得が目的だとしたら、「私では対応できないです」という返答になるかと思います。




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  1. 2018/09/23(日) 23:40:11|
  2. 視機能・視覚・検査など
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