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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

近見チャート

近見での視機能検査を行なう器具が当店には幾つかあるのですが、電源を必要とするものが2種類あります。

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EOS_2018_08_22_141.jpg

この中で、近見時の調節(ピント合わせ)状態をチェックする視表があります。

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私は近見加入度を決める際の目安にも利用しているのですが、たとえば眼前40cmの距離にこれをセットしたときに、赤の背景に書かれたランドルト環のほうが緑の背景に書かれたランドルト環よりもクッキリ見えたら加入度を弱くし、逆であれば加入度を強くする、といった具合です。

この視標は、「遠用度数で近見をしても一応見えるのだけれど、だんだん疲れてくる」という主訴に基づき、遠近両用累進レンズを初めてご提案したようなかたの装用練習にも使えます。

遠近両用累進レンズは、下方視をしていくことで加入度が増え、近見がしやすい(近くのものが見える)という仕組みですが、上記のようなかたは、遠用度数でも近見が可能なわけですから、レンズのどこを通してみるのが良いのかがイマイチわかりにくいのです。
加入度が弱かろうが強かろうが、近見ができてしまうので、累進レンズの実感が湧きにくいのです。

このときに、この視標を使います。

普通に顎を引いて視標を見たときに、緑の背景のランドルト環のほうがクッキリ見えるようだったら、顎を上げ下方視をするように視線を変化させていきます。
そうすると、赤・緑どちらの背景のランドルト環も同じクッキリさになってきます。
その時の角度・視線の使いかたをしたときに、累進レンズの効果が発揮されるわけです。

これがマスターできないと、結局限りなく遠用度数に近いところで近見をしてしまい、せっかく累進レンズを作ったのに効果を感じられないという残念なことになりかねませんので、そこを体感していただくためには有用かと思います。








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  1. 2018/08/22(水) 23:50:03|
  2. 視機能・視覚・検査など
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