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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

レンズ重量と屈折率

レンズの度数が強くて、レンズの厚みが増えてしまう場合に、高屈折のレンズを選択することで厚みを減らすことができます。

では、レンズの重量も高屈折レンズにすることで減らすことができるのでしょうか?

下記は、

S+2.75 C-2.00 AX88 3△B.I.

のレンズを

53□16のフレームに、OCD68にてスライス加工したときの厚みと重量の比較です。
(通常)と書かれている下の数値はスライス加工をしていないときの場合ですが、そこの欄は無視してください。
(通常)と書かれている上の欄の「最大縁厚」と「重量」のみを気にしてください。


屈折率1.50 球面

248.jpg


屈折率1.60 外面非球面

235.jpg


屈折率1.70 外面非球面

369.jpg


屈折率1.76 外面非球面

176.jpg


屈折率が高くなる(1.50より1.76のほうが高屈折になります)につれて最大縁厚は減少していきますが、重量は屈折率1.50から1.60へ変化したときこそ軽くなりますが、それ以上高屈折にしてもほとんど変化がないことがわかります。

これは、屈折率が異なることでレンズ素材が変わり、素材の比重が異なることに由来します。
薄くなることでレンズの体積自体は減っても、比重が大きいため重量の変化が起きにくいということです。

したがって「少しでも軽くしたい」ということで高屈折率レンズを選択するメリットは、1.60以上では、ほぼないということになります。
また「高屈折レンズにしたほうが軽くなりますよ」という案内をするのは、必ずしも正しくないということにもなります。

高屈折にしたほうが軽くなると思われているかたが意外に多いので、お気を付けください。




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  1. 2018/07/24(火) 23:50:32|
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