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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

仮枠だと良いのだけれど

仮枠(テストフレーム&テストレンズ)で調製度数を決めて、後日納品した際、反応がイマイチのことがあります。
たまにあるのが「仮枠のほうがよく見えた」というパターン。

仮枠と実際に納品するメガネとは全く同じにはなりませんので、こういうことは起こる時には起こります。

当店の場合、仮枠に装着するテストレンズは
・直径38mmの円形
・ガラスレンズ
・球面設計レンズ
・球面度数・乱視度数・プリズム・多焦点のトライアルレンズは、それぞれ別(1枚のレンズではなく、複数枚のレンズを重ねて構成される)
といった条件がつきます。

たとえば、玉型サイズ56mmの横長デザインのフレームに、高屈折プラチックレンズ使用の累進レンズを入れて納品したりすれば、テストレンズとはかなり条件が変わってくるわけです。

テストフレームについても、前傾角・反り角・角膜頂点間距離・アイポイントの高さ等が、必ずしも納品したフレームとは同じにならないので、誤差は出ます。


経験上、仮枠のほうが具合がいいという場合、玉型の小さなフレームで作り直すとうまくいくことがあったりしますが、これは「装用感」「違和感」に不具合があった場合の対応であり、視力的な不具合であれば、また違った対処が必要になります。

何が原因かを見極め、適切な対処をしないといけないのですが、なかなかむずかしい場合があったりするのも事実です。
「仮枠のまま使ってください」というわけにもいかず、悩ませられます。

奥の深さを感じさせられる一幕です。




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  1. 2018/03/23(金) 23:55:13|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

レンズ測定とその販売について

いつも楽しく拝見しています。

仮枠の件、例えば実際のレンズが球面か非球面かはじめ屈折枠などは測定値や方法と関連があるのでしょうか?もしある場合は測定の方法のその結果を踏まえてレンズを選定する必要があるということになりますね。素人質問で失礼します。
  1. 2018/04/15(日) 13:15:59 |
  2. URL |
  3. ももー #wNb8KQKw
  4. [ 編集 ]

Re: レンズ測定とその販売について

コメントをいただいていたのに気が付きませんで、大変申し訳ありませんでした。
遅まきながら、返信申し上げます。

実際のところ、仮枠の状態を完全に納品するメガネに反映することは困難です。
眼とレンズとの距離であれば、ある程度考慮することは可能ですが。

たとえば、鼻根の関係で仮枠だと眼とレンズとの距離が離れてしまうとして、その仮枠で決めた度数で、眼とレンズの距離を近づけてフィッティングしたメガネを納品すれば、近視の場合は過矯正気味になります。

どの程度の過矯正になるかは、度数および眼とレンズとの距離によって変わります。
場合によっては、一段階弱めの度数にしたりといった配慮は必要です。

非球面・球面のどちらがよいかは、仮枠の段階で判断するのは難しいと私は考えます。
非球面のテストレンズがないので、単純比較ができないし、乱視入りの場合は、テストレンズを二枚重ねることになりますが、その時点で既に通常のメガネレンズ(一枚のレンズに乱視も入っている)とは異なりますし。
(乱視入りのテストレンズもありますが、高価ですし、すべての組み合わせ再現できるバリエーションがあるわけでもありません)。

回答になっていないかもしれませんが、取り急ぎ。

不手際の段、重ねてお詫び申し上げます。

  1. 2018/08/12(日) 10:12:04 |
  2. URL |
  3. キベベ #-
  4. [ 編集 ]

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