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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

両眼を内側に寄せる力

数メートル離れたものを見ている時と、眼の前にあるものを見ているときとでは、両眼の視線が成す角度は異なります。

基本的には、眼から近いものを見ようとすればするほど、両眼の視線は内側に入ります。

こんな風に。。。

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これが、「両眼が寄っている」状態です。
黄色の目標物を見るために、両眼の視線が内側に寄っています。


本を読んだり、パソコンに向かったりする時間が長いほど、眼が疲れたり頭が痛くなったり、といった不快な症状を呈するかたがおられます。

その原因はいろいろ考えられるわけですが、「両眼を寄せることができない、苦手である」場合に、そのような症状が生じることもあります。

誤解のないようにしないといけないのですが、「寄せることが得意」であっても、前述の症状を感じられるかたはおられますし、「寄せることが苦手」だからといって、それのみに原因があるとも断言はできません。
また、目標とすべき位置(本来、両眼の視線が合わないといけない位置)よりも余計に寄ってしまってもいけません。

あくまでも、見ようとする物体に両眼の視線が正しく合い、その物体の位置の変化に合わせて両眼の視線も正しく変化する、ということです。
例えば、遠くのものを見なければいけないのに、両眼(もしくは片眼)の視線がもっと近くのものを見ているような感じに寄ってしまっていてはいけないのです。

両眼を寄せることが苦手だと、近くのものに両眼の視線を合わせる・合わせ続けることに、多大なストレスがかかることになるために、短時間で疲労を感じやすい場合が多いのです。
このようなかたは、往々にして、「3Dの本」も苦手です。
本のページよりも遠くを見たり近くを見たりすることで、何かの絵が浮かんで見えるという、あれです。
いわゆる「交差法」という、ページよりも近くに視線を合わせて見ることが困難のようです。

両眼を寄せることができるかをチェックするには、たとえば、眼前30cmくらいの距離からボールペンの先を徐々に眼に近づけていく方法があります。
眼の前10cm程度にまでペン先が近づく前に、ペン先が二つあるように見えてしまったとしたら、寄せる力はかなり低下していると考えられます。

なお、「10cmに近づけても、5cmに近づけても、ペン先は一つに見えるよ」という場合も注意が必要です。
ペン先が近づいてくる途中で両眼を寄せられる限界が訪れ、どちらかの眼の視線がずれてしまったときも、ペン先は一つのままに見えることがあるからです。

なので、だれかほかの人に、ちゃんと自分の両眼は寄っているのかどうかを見ていてもらうほうが確実ですね。
(自分で確認できる方法もありますが、割愛します)

では、「私は両眼を寄せることができないようだ。パソコン作業も非常に疲れる」という人はどうしたらよいのでしょうか。
何か改善策はあるのでしょうか。。。。

それについては、、、、

申し訳ありませんが、ここでは具体的には触れません。

メガネが必要なのかもしれないし、トレーニングが必要なのかもしれません。
お店にご来店いただき、必要な検査をした上でご説明・ご提案いたします。
医学的な治療が優先される場合があるかもしれないので、最初に眼科を受診しておかれるのもよいかもしれません。

ちなみに、「達人」になると、眼の前に何にもなくても、自分の意思で両眼を寄せられます。
こんな風にね。

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  1. 2008/12/19(金) 21:19:32|
  2. 視機能・視覚・検査など
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