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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

21項目検査 #3 (リバイバル)

ブログを9年続けていると、古い記事が埋没してしまいます。
多少はタメになりそうな記事も書いているので、埋もれさせたままも、もったいないかなと思います。

7年前に投稿した21項目検査についての記事を、順次再アップしていくことにします。
(必要に応じて加筆修正します)

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今週は#3、「裸眼もしくは現在使用中の眼鏡装用下での遠見水平斜位」です。

この検査で得られた値と、後で行なう屈折異常矯正下で測られた斜位とを比較する、というのがデータ収集の意図になります。
斜位の程度(変化量)によっては、処方度数決定の際の参考になることもあるわけです。

#3は「遠見水平斜位」となっていますが、裸眼もしくは現在使用中の眼鏡装用下での「近見水平斜位」も測定します。
これは別の番号が振られています(#13A)。
しかし、裸眼もしくは現在使用中の眼鏡装用下での「上下斜位」は21項目検査には含まれておりません。

21項目検査は、調節と輻湊の相互関係(水平方向の眼位・寄せ運動とピント合わせの機能との関係)のチェックに重点が置かれているので、上下方向の眼位に関してはウェイトが低いようです。


なお、21項目検査の中で測定される斜位は、融像除去斜位(Dissociated phoria)になります。
偏光視表等で測定される一部融像除去斜位(Associated phoria)は、検査項目には含まれていませんので注意が必要です。

融像除去斜位(Dissociated phoria)の測定は、マドックス杆か、

0908239.jpg

von Graefe法(プリズム分離法)が用いられるのが一般的です。

IMG_5122.jpg

#3の斜位と、完全矯正下での斜位とを比較するのであれば、どちらも同じ方法で測定するのがよいと思います。


なお、私は通常は#3も#13Aもやっていません。
一々斜位の量を定量化するのは余分な時間がかかるので、カバーテストで「裸眼もしくは現在使用中の眼鏡装用下での遠見・近見の水平・上下斜位の傾向をつかむ」程度で済ませています。
それだけでも、以降の検査や処方の方向性を掴むには十分ではないかと思っています。




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