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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

21項目検査 #1 (リバイバル)

ブログを9年続けていると、古い記事が埋没してしまいます。
多少はタメになりそうな記事も書いているので、埋もれさせたままも、もったいないかなと思います。

7年前に投稿した21項目検査についての記事を、順次再アップしていくことにします。
(必要に応じて加筆修正します)

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21項目検査には、検査内容ごとに番号が付いており、通常は検査名のかわりにその番号で各検査を表します。
カルテにも、検査名でなく番号のみが書かれていることが多いです。

本日は一番最初の検査、#1について。
この検査は、直像鏡を用いての前眼部・透光体・眼底の検査です。

先週の概説で、21項目検査を完璧に実施している眼鏡店はほとんどないと思う旨の私見を述べましたが、その最も大きな理由がこの#1です。
つまり、#1を実施している眼鏡店は極めて少ないだろうということです。

この検査には直像鏡が必要ですし、眼底を眼鏡店の人間がチェックするという行為が適切か否か(眼鏡店で行なってもよいのか)という問題もあるわけです。
(ここでは政治的な論争は避けたいので、私がどう考えているかは封印します。)


直像鏡というのは、こんなものです。

1011301.jpg

これを使って、角膜や虹彩・水晶体などのチェックと、眼底観察を行ないます。

眼科医がよく使っているのは、倒像鏡だと思います。
倒像鏡は、比較的広い範囲が見渡せますが、実物が上下反転した像を見ることになります。

倒像鏡で右眼を見ると、こんな感じのはず。(『現代の眼科学』より)

1011302.jpg


一方、直像鏡は像の反転はありませんので、実物の通りに見えるのですが、一度に見える範囲が狭いです。
私の持っている直像鏡だと、右眼はこんな感じの見えかたになります。
全体を観察するのは、血管をたどったりして、結構大変です。

1011303.jpg


アメリカのオプトメトリストも、私が見てきた限りでは、倒像鏡を使っての眼底検査をしているので、#1は省略してしまうことが多いようです。

ちなみに、当店でもこの検査はやりません。
私はドクター・オブ・オプトメトリーの学位は持っていませんから、仮に眼底を見たところで眼疾患を正確に判断(診断ではない)できるだけの知識はありませんので、お客様にまぶしい思いと不安な思いをさせるだけです。
屈折検査の過程や、聞き取った情報の中から、何か気になる点があれば、医師の診察を受けていただくようにおすすめします。





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