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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

プリズム

この塊というか、レンズなんですけれども、プリズムといいます。
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プリズムには、光の進路を屈折させる性質があります。

光には「直進する」という性質がありまして、たとえばレーザーポインタを照射すると、通常は真正面に赤い光が投影されるわけですが、
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途中にプリズムを置くと、赤い光の投影される位置がずれてしまいます。
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この性質を利用して、より快適な視機能・視環境を提供させるため、プリズム作用を組み込ませた眼鏡レンズをお客様にご提案する場合があります。

プリズムの量を測ったり、プリズムを装用した状態での視機能をチェックしたりするために、当店ではこんな小道具を用意しています。

冒頭に出てきたプリズムの塊、ルースプリズム。
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水平方向や垂直方向にプリズムが段階的についているプリズムバー
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お試し用のフレーム(仮枠)に取り付ける、トライアルプリズムレンズ
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視機能状態をチェックするためのプリズムが組み込まれたフォロプター
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プリズムレンズは量が増えるにしたがって、レンズが厚くなっていくのが欠点です。

私のメガネにもプリズムが入っています。
近視系なので、通常は耳側のコバが厚くなることが多いのですが、私に必要なプリズムを組み込むと鼻側が厚くなってしまいます。
(どのようなプリズムが必要かによって、厚みの出る方向は異なります)
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これは、プリズム量でいうと25プリズムディオプターに相当するルースプリズムです。
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こんな分厚いレンズをフレームに組み込むのは、見栄えがあまりよくありません。
そもそも、これくらいのプリズム量になると、眼鏡レンズとして製作してくれるレンズメーカーさんもないと思います。
少なくとも私は存じ上げません。

ただ、これくらいの、あるいはもっと強いプリズムを必要とされる場合もありまして、そんな場合は眼鏡レンズに張り付けるタイプのプリズムが必要になります。

フレネルプリズムと呼ばれることの多いものですが、ご覧のようにペラペラの膜状になっています。
これで25プリズムディオプターの効果があるのです。
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よく見てみると、三角形の形をしたプリズムが並んでいます。
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フレネルプリズムのおかげで、かなり強いプリズム量まで対応はできるのですが、プリズム量が強くなるにしたがって、視界がぼやけてしまう(装用視力が低下してしまう)という欠点があります。
眼科での処方箋で指示がない限りは、あまり出番はないと思います。


プリズムについて本気で語り始めると収集がつかなくなるといいますか、半端な覚悟で語るとヤケドするので、ここではこれ以上は触れません。

極めて表面的な内容でしたが、ご容赦ください。



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  1. 2009/07/03(金) 23:55:02|
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