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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

理論と実践

私は、この業界で仕事をするにあたり、まずキクチ眼鏡専門学校の専攻科(大卒・短大卒用コース)で理論を学びました。

学校では、自分なりに勉強はしたつもりです。
成績表は全部Aでした。
(×印は、履修の必要がなかった教科です)

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もちろん、これは学校のカリキュラムや試験問題の範囲内での成績であって、実践でもすべてが完璧にできるということではありません。

私のように、学校の勉強をある程度きちんとこなしてきたタイプは、どうしても学んだ理論を尊重しがちになる、といいますか、学んだとおりにやろうとする傾向があるように思います。

ところが、人間の体は、必ずしも理論通りに反応してくれないことがあります。
機械と違って、個人個人で異なる意思もあります。
お客様との相性もあるでしょう。
ですから、何もかも理論通りにいくと思ったら、大きな間違いなわけです。
眼鏡学校卒の新人さんが陥りやすいワナの一つかと思います。

理論通りにいかないことを、どうやって調整していくか、それは経験と努力の成せるわざなのかもしれません。


「眼鏡学校卒なのだから、このくらいできるだろう」と思われてしまいがちなのも、眼鏡学校卒者の宿命です。
でも、学校って、理論は教えてくれても、日々の現場に則した細かいことまでは教えてくれないものです。

私は、アメリカから帰ってきてから自店で働き始めるまでの間、十か月ほどよその眼鏡店さんで研修をさせていただきました。
当初の私は、お客様に、たとえば両眼視のことについては説明できても、「このメーカーのこのレンズと、このメーカーのこのレンズはどう違うのか」といった説明はできませんでした。
眼鏡学校時代に眼鏡店でアルバイトをしていましたから、まったく何もわからないわけではありませんが、最新の商品知識を持ち合わせていないのですから、仕方ない面もあったと思います。

そのほか、実務面ではできないこと・わからないことがたくさんありまして、そのたびに「こんなこともできないのか、と思われているんだろうな」と思うと、自分が情けなくなりました。

他の眼鏡学校卒業生からも、いろいろ話は聞きました。
眼鏡店は、眼鏡学校卒でなくても勤められますから、(眼鏡学校卒を快く思わない)眼鏡学校卒でない先輩社員から、しょうもない「洗礼」を浴びたりするわけですよ。

まぁ、そういう壁を乗り越えて、みんな一人前になっていくのだと思います。

この時期、仕事で悩む新人さんが少なくないでしょうが、苦労して身に付けたものは、あとで役に立ちますから、めげずに立ち向かっていってほしいなと思います。
もっとも、そんなえらそうなことを言えるほど、私もデキるわけではないですけどね。


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  1. 2015/04/21(火) 23:45:04|
  2. 眼鏡専門学校のこと
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