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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

眼鏡による矯正の限界

前にも同じ主旨のことをネタにしているはずですが、繰り返します。

人間の眼はカメラによくたとえられます。

たとえば、こんなふうに撮れたとして、これを健常者が見ている景色としましょう。

1409101.jpg

カメラの内部には無理なので、カメラのレンズ前方に曇りガラスをあてて、

IMG_5405.jpg

同じ風景を撮ってみると、こうなります。

1409102.jpg

ポピュラーな眼疾患に「白内障」というのがあります。

眼の中の「水晶体」という組織が混濁してしまうことによるものです。

1409104.jpg
1409105.jpg

つまり、眼の中に曇りガラスが入っているような状態のわけで、上記のようなハッキリしない見えかたになったりします。

このとき、残念ながら、メガネでできるのは、度数が合っていないことによるボヤケを

1409103.jpg

矯正することであって、

1409102.jpg

どんなに精密に検査をして得られた度数をもってしても、視界の「曇り」を取り除くことはできません。


カメラのフィルムに相当する眼の部位は「網膜」です。

健常者であれば、網膜にこのような景色が映るとしましょう。
つまり、こういうふうに見えているということです。

1409107.jpg

フィルムを手配できなかったので、代わりにプリント用紙を網膜に見立てて、水で濡らしてふやかしてからプリントすると、

1409108.jpg

こうなります。

プリント用紙(網膜)にダメージがあれば、綺麗な画像を見ることはできなくなります。
これは、どんなに高性能なカメラのレンズを使っても(どんな度数のメガネを使っても)、解決することはできません。


眼疾患による視力低下でご来店されたかたに「おたくに来れば、メガネで何とかしてもらえると思って来たのに」と言われることがありますが、メガネではどうにもならないことがあるのです。

お気持ちはわかるのですが、限界があるのだということをご理解いただければ幸いです。








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  1. 2014/09/10(水) 23:47:56|
  2. 視機能・視覚・検査など
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