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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

半透明遮眼子 (Translucent occluder)

当店では、「両眼開放屈折検査」を取り入れています。
片眼を完全に遮蔽するのではなく、両眼を開けた状態で度数測定をする方法です。

これには幾つかのやり方がありますが、当店では片眼をぼやけて見える状態にしておいて、他眼の測定を行なう方法をよく使います。

「両眼開放屈折検査」は、検査中に眼のピント合わせ機能が不用意に働いてしまうのを防ぐことができますし、両眼を開けているため日常視により近い状態での度数測定を可能とします。
そのあたりの、細かいウンチクは、ここでは割愛しますね。

度数測定の際に両眼開放をするわけですから、度数測定の前に行なう裸眼もしくは矯正視力測定の際にも両眼開放にしたほうが、測定条件が類似するため具合がよいことは言うまでもありません。

そんなわけで、裸眼視力および、お客様ご使用の眼鏡装用下での視力測定の際には、こういうものをよく使っています。
occ6.jpg

遮眼子とかオクルーダーなどと呼ばれるこの小道具、よく使われているのはこんな感じのものでしょう。
occ5.jpg

こういうふうに、一眼を完全に遮蔽します。
occ1.jpg

一方、さきの遮眼子は、私からお客様の眼がよく見えます。
お客様が、遮蔽している眼をきちんと開けているかどうかが確認可能です。
occ2.jpg

このとき、遮眼子をあてていないお客様の左眼は、たとえばこんな感じなわけですが、
occ3.jpg

遮眼子をあてている右眼は、こんな見え方をしています。
occ4.jpg

実質的には、左眼でのみ、遠くが見えているわけですが、遮眼子をあてている右眼でも、かすかに遠くの景色は見えているため、日常視(両眼視)に近い状態での視力測定が可能となります。

本当は、もう少しボヤケが少ないほうが、度数測定の環境と類似するので好ましいのですが、私の怠慢で市販されているものをそのまま使っております。

遮蔽している眼が、よく観察できるため、私の眼をモデルにしての斜位の説明をする際にも、この半透明遮眼子は活躍しています。

なお、斜視や斜位の有無・定量化をする際に行なう「カバーテスト」という作業においては、黒い遮眼子のほうがよいような気もしているので、半透明のものはあまり使っておりません。
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  1. 2009/05/24(日) 23:44:59|
  2. 視機能・視覚・検査など
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