FC2ブログ

キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

壺の使い道

おととい、「神戸魔法の壺プリン」の壺を、

ixy_20140615_08.jpg

洗って何に使うのか?という記事をアップしました。

いまだ使い道は不明ですが、私なら、以下のように使います。

ということで、先週の神戸での勉強会へ出席されていたかたのために、講義をちょっとだけ復習してみましょう。


この見本の壺をよく見てください。

1406162.jpg

下の4つの壺の中に一つだけ、見本と同じ壺があります。
どれですか?

1406161a.jpg

さて、この質問は、TVPS-3のサブテストの中で、何に類似しているでしょうか?


物の細かな特徴に気がつくかを問うていますので、これは「Visual Discromination(視覚形態識別)」ですね。


では、お次は・・・

下の4つの壺の中に、一つだけ向きの違う物があります。
どれですか?

1406162a.jpg

さて、この質問は、TVPS-3のサブテストの中で、何に類似しているでしょうか?


これは、物の位置や方向を認識する力を問うていますから、「Visual Spatial relationships(視覚空間関係)」でしょうね。


それでは次・・・


上記の見本の壺と同じものが、下図の中にそれぞれ一つずつ隠れています。
どこにありますか?

ixy_20140615_05.jpg
ixy_20140615_06.jpg

この質問に答えるのに必要な視知覚能力として、もっとも適しているのは何だと思われますか?


込み入った背景の中から必要な情報を取り出すことが必要とされますから「Visual Figure-ground(図地弁別)」が、妥当かと思います。

ただ、それに加えて、見本の壺とは別の角度(方向)を向いて壺が隠れていますから、「向きが違っていても同じ壺である」と認識できる能力も必要でしょう。

ですから厳密には「Form Constancy(形の恒常性)」も要求されますね。

もちろん、方向の認識が必要ですから、Visual-Spatial relationshipsも無関係ではないでしょう。

これと同じで、TVPS-3のサブテストに答えるためには、他のサブテストの能力も要求される場合もあるということ、つまり「
Visual Figure-ground」のサブテストであっても、設問によっては、純粋に「Visual Figure-ground」の能力のみをみていることにはならないのではないかと私は感じています。

要するに、あるサブテストのスコアが低下していれば、それがために他のスコアも低下する可能性があるということ。
逆に言えば、ある能力を高めようとすれば、並行して他の能力も引き上げる必要が出てくる、すなわち、あるトレーニングをすることは、同時に複数の能力を鍛える効果があり得るわけです。

北出O.D.が、「低下した特定の(サブテストの)能力だけをトレーニングするメニューというのは難しい」という意味合いのことをおっしゃられたのには、こうした背景もあることを留め置かれるとよいと思います。




関連記事
  1. 2014/06/16(月) 23:26:35|
  2. 視機能・視覚・検査など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://optkibebe.blog.fc2.com/tb.php/2129-8ba22c1b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)