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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

中間度数

何度となく申し上げておりますが、メガネの度数単位は「Diopter」。
眼科的には「ジオプトリー」と呼び、「D」で表します。

ちなみに、度数ではなく、プリズムの単位は「プリズムジオプトリー」です。
なので、「-4Dの近視」とは言いますが、「4Dのプリズム」という表現は、いかなる屁理屈があろうとも誤りですので注意が必要です。


さて、このジオプトリーですが、メガネの度数を測定したり、レンズを注文するときには「0.25D」刻みが普通です。

一段階の近視であれば「-0.25D」ですし、度が二段階変化したということであれば「0.50D」の変化があったと捉えるわけです。


では、たとえば「-4.00D」のレンズをオーダーしたとして、届くレンズは真に「-4.00D」かといえば、決してそうではありません。
レンズメーターにて0.01D刻みでチェックをすると「-4.02D」だったり「-3.95D」だったりすることもあります。
これはJIS規格で認められているレベルの微小な誤差であり、珍しいことではありません。


また、私たちの眼の度数自体も、0.25D刻みで増減しているわけではありません。
ですから「-3.00Dでは弱くて、-3.25Dでは強いので、その中間くらいがよさそう」ということも検査をしていればよくあります。
つまり、あいだを取れば「-3.12D」ということです。

一般に「中間度数」というと、この「0.12D」刻みでの度数を差すことが多いようです。
「+4.37D」とか「-2.62D」などといった具合に。

テストレンズも用意されています。

プラス球面レンズとマイナス球面レンズの0.12D

ixy_20140406_01.jpg

こちらはプラス円柱レンズとマイナス円柱レンズ(乱視用)

1404062.jpg


レンズメーカーによっては、中間度数でのオーダーができることもあります。

先日は、片眼の度数を「+0.25D」で作りたいのだけれど、それだと見やすいのだが違和感が少々あると言われたお客様がいました。
かといって、度なし、つまり「0.00D」では何かしっくりこないと。

結局「+0.12D」という中間度数でオーダーしました。
(他眼の度数との兼ね合いで、屈折率は1.60にしています。私は左右眼で屈折率を変えることは滅多にしないので。)

ixy_20140327_07.jpg

これなら、お客様のご意向に添えそうで、着地点としては具合がよいのです。


実際のところ、このような中間度数というのは、特に強度球面度数になればなるほど、フィッティング時の「眼とレンズとの距離(頂間距離)」の調整で対処できてしまうこともありますので、注文することは稀かとは思いますが、ご参考までに。




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  1. 2014/04/06(日) 23:19:37|
  2. 視機能・視覚・検査など
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