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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

度が進んだ?

眼科で発行される眼科処方箋。

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ここに書かれている度数は「この度数で眼鏡を作ってください」というものです。
これは必ずしも、その人の本来必要な度数(完全矯正値)とは一致しません。

なぜなら、完全矯正値よりも遠視の度数を一段弱い度数を処方度数とするとか、完全矯正値は近視と乱視のコンビネーションであっても、処方箋の度数は近視のみとする、などということがあり得るからです。
そして、一般的な眼鏡処方箋には完全矯正値の記載は省略されていることがほとんどです。


たとえば、小学3年生のお子さんが、初めてのメガネということで処方箋を持ってこられて、その度数が左右ともS-2.00D(8段階の近視)だったとします。
そのお子さんが半年後に、S-2.75Dの処方箋を持ってこられて「度が進んでいますか?」と聞かれたとしても、それだけでは度が進んだかはわかりません。

最初の処方箋を持ってこられた時点で、S-2.75Dの近視があったにもかかわらず、弱めの度数に設定していたのかもしれないし、今回の処方箋度数の基準となる完全矯正値も不明だからです。

つまり、完全矯正値は半年前と変わっていない可能性もあるということです。
ただ、それは、完全矯正値が記されていない眼鏡処方箋では、うかがいしれないのです。

もし、最初のメガネの注文を受けたときに矯正視力を測っていて、それが両眼で0.8だったとして、半年後に新しい処方度数での矯正視力が、やはり両眼で0.8だったとしたら、通常なら少なくともどちらかの眼の近視が進行した可能性は高いといえるでしょうが、どれくらい変わったかはわかりません。

「度が進んでいないか」ということを論ずるのであれば、完全矯正値で比較する必要があるわけです。

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  1. 2014/02/04(火) 23:21:54|
  2. 視機能・視覚・検査など
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