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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

既製老眼鏡

既製老眼鏡(出来合いの老眼鏡)というのがあります。

+1.00とか+3.00みたいに、あらかじめ決まった度数がフレームに組み込まれた状態で売られているものです。

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メガネ店でなくても、いろいろなところで、セルフ販売で売られています。

郵便局とか役所とかの窓口に、貸し出し用として置いてあったりもしますよね。
「弱度」「強度」などと書かれたメガネスタンドに入れられていたりして。

ところが、これがだれにでも合うかというと、当然そんなわけはありません。
「弱度」はおろか「強度」のものでもはっきり見えない人もいれば、老眼鏡のはずなのに遠くの景色が裸眼より良く見えてしまう人もいたりします。

ここでいう「弱度」とか「強度」というのは、あくまでも遠くを見るときに度の必要ない、いわゆる「正視眼」が基準になっています。
ざっくり言えば「正視眼」の人が、40代半ばくらいから使いそうなものが「弱度」、60代を過ぎて使うのが「強度」といった感じです。

+1.00とか+3.00といった「+」の度数は、遠視の人が装用するメガネと同じですので、遠視の度数によっては既製老眼鏡で遠くが良く見えることになりますし、近くを見るためにはさらに強い度数が必要ですから、既製品の度数では間に合わないこともあり得ます。

逆に「近視眼」の人であれば、近視の度によっては裸眼で近くは見えますから不要な場合もありますし、4~6段階くらいの弱い近視の70代の人であれば「弱度」のもので十分足りるかもしれません。
「弱度」で見えるから若い、ということではないのです。


また、既製老眼鏡は、左右の度数は同じでできています。
ですから、左右の度数が大きく違う人であれば、どちらかの眼に合わせることしかできません。

乱視の度数も入っていませんから、ある程度の乱視がある人だと、どうしてもハッキリとは見えないこともあります。

レンズの光学中心間距離もあらかじめ決まっていますから、装用する人の瞳孔間距離(PD)や両眼視機能(寄せ運動能力)の兼ね合いによっては、短時間で眼精疲労を誘発する可能性もあります。

100円で売られているようなものは、レンズの品質も推して知るべしですし、セルフで売られているものであれば、フィツテイングは無視です。

無論、問題なく使えている人が大勢いるからこそ、商品として成り立っているわけですし、当店でも諸々の事情で既製品をお勧め・お売りすることもあります。

ただ、繰り返しますが、合わない人には合わないものですから、使ってみたけどどうにも具合が悪いという人は、きちんと度数や視機能を調べてもらった上で、自分に合う老眼鏡をお求めになることをお勧めいたします。

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  1. 2014/01/29(水) 23:37:49|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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