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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

お金をいただくということ

たとえば、自転車に乗っているときにパンクしてしまって、たまたま近くにあった自転車屋さんで修理をしてもらったとしたら、皆さんは修理代を払うことに抵抗を感じますでしょうか?
請求された金額に対して、高い・安いという感覚は持たれるかもしれませんが、ほとんどのかたは代金を払うことには異存はないと思います。

通販で買った腕時計のバンドが緩いからと、時計屋さんでバンドを詰めてもらうことにお金を払うというのも、おそらく抵抗感は少ないでしょう。

当たり前ですが、そういう意識・認識が、皆さんの中にあるからです。


では、満員電車の中で周りの人に押されて、メガネが変形してしまい、非常に見えにくい状態になってしまったとして、たまたま近くにあったメガネ屋さんで形を整えてもらったとしたら、皆さんはそれに対して対価を払うことに抵抗を感じますでしょうか?

通販で買ったサングラスの掛け心地が良くないからと、メガネ屋さんに持ち込んで、掛け心地の調整をしてもらうことにお金を払う、というのはどうでしょうか?

どちらも「え?お金取るの?」と思われるかたが、それなりの割合でおられると思います。

なぜなら「メガネ店ではちょっとした調整や修理は、どこで買ったものであろうが無料でやってくれる」ものだという風潮が蔓延しているからです。
これは、ユーザーに責任があるわけでなく、店側が「無料、無料、無料」とうたってきたことによるところが大きいと思います。

結果として、メガネや関連小物の販売以外の、いわゆるアフター的な作業に関して、代金を請求しにくくなっています。
量販店の場合は、会社の方針として無料を掲げているところがほとんどかもしれませんが、小規模店の場合は、

「よそだったら、無料でやるぞ」
「よっぽど儲かってないんだな」

そんなことを言われるくらいなら、ということで、手間の大小・新しい部品の使用有無を問わず、無料で承っているお店も少なくないでしょう。


では、当店の場合はといいますと、緩んだネジをドライバーで締める、くらいの作業は無料でやっていますが、新しいネジをはじめ、何らかの部品を使わなければならなかったり、著しい変形をしたフレームを修正する場合などは、たとえ100円であっても料金をいただくようにしています。
(何でもかんでも100円で承るというわけではありません。作業内容によって異なります。)

なぜなら、「お代は結構ですよ」とお伝えした時、「いや、そういうわけには・・・」「次、頼みにくくなるから」とおっしゃられたり、申し訳なさそうにお店を出ていかれるかたがとても多いからです。

こちらは「親切」のつもりでも、それがお客様に「貸し」を作ってしまうのなら、それは「親切」ではないでしょう。

「そんなの、社交辞令に決まっているだろ」と言われるかもしれませんが、お客様によっては、あとでケーキやお菓子を買ってきてくださるかたもいらっしゃいます。
そのほうが、よっぽど大きな出費になってしまいます。

ですから「お金をいただく」ことも、「親切」なのではないかと思うのです。
少なくとも、不当な請求をしているわけではありませんし。


「100円ちょうだいいたします」と申し上げると、「それじゃ悪いから」と500円くださるかたもおられます。
そんなときは、半分だけいただいたり、お釣りを盲導犬育成の募金にまわさせていただいたりします。
全額ちょうだいすることもあります。

ixy_20131125_10.jpg

そうすることで、お客様が気持ちよくお帰りになれるのであれば、それが一番良いと考えます。


「無料でやるのが当たり前」と思われておられるかたには、受け入れていただけないとは思いますが、それが当店のスタンスであると、ご理解いただければ幸いです。





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  1. 2013/11/25(月) 23:07:27|
  2. 当店のこと、あれこれ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

私も盲導犬を支援しています

初めまして。私も盲導犬を支援していて、盲導犬協会の賛助会員で、毎月決まった額(私の場合は1ヶ月に3千円で、クレジットカードから自動的に引き落とされます)を募金しています(^_^)/
 それで、視覚障害者を含め、障害者の方々を支援する方法が、募金以外にもあるので、それをお伝えします。大阪にある、『豊能障害者労働センター』では、バザー品を一年中募集していて、バザー品の売り上げが、障害者福祉に使われています。
 このセンターでは、5つのリサイクルショップを運営して、バザー品はそこで売られています。ここのセンターにバザー品を送ることは、障害者の方々に『仕事』を提供することにもなり、障害者の『自立』を支援することにもなります。
 私も「ずっと長く使う」と信じて買ったものが、意外と使わなくなった、ということが、よくありました。以前はもったいないと思いながら、不用品を泣きたい気持ちで仕方なく捨てていましたが、今はここの労働センターに送れるので、とても嬉しいです(^^) それで、私と同じように、「使わないものを捨てられない」と悩んでいる人を助けたくて、多くの人に、この労働センターを教えているのです。 
 バザー品の送り先のHPはhttp://www.tumiki.jp/bazar.html です。ここでは、一般のリサイクルショップで引き取らない物や、他のバザー会場で売れ残った物も受け入れていて、それらはきちんと商品として販売されています。
 また、ここの送り先を気に行って下さったら、知り合いの方にも伝えて頂けると嬉しいです。私は一人でも多くの「もったいなくて捨てられなくて困っている」方々を助けたくて、そして多くの家庭に眠っている『不用品』が、障害者支援の役に立ってもらいたいので(^^)
  1. 2013/12/02(月) 21:02:15 |
  2. URL |
  3. せきぐち #-
  4. [ 編集 ]

Re: 私も盲導犬を支援しています

せきぐちさん、こんにちは。
いろいろなボランティア・福祉活動に参加されているのですね。

ご紹介いただいたセンターについては、以前、成分献血の記事をアップした時に、同様のコメントをいただきましたので存じております。
ありがとうございました。
  1. 2013/12/03(火) 10:00:06 |
  2. URL |
  3. キベベ #-
  4. [ 編集 ]

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