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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

老眼鏡を使うと、老眼の進行が早くなる?

ある程度の年齢になってくると、裸眼もしくは眼鏡装用で遠くがはっきり見える状態では、手元の小さな文字が見にくくなってきます。
いわゆる老眼と呼ばれる状態です。

これは、眼のピント合わせをする力が、加齢によって低下してくることに由来すると一般に考えられています。

逆に言えば、眼のピント合わせをする力が衰えなければ、老眼と呼ばれる状態にはならないわけです。

老眼鏡を使ってしまうと、ピントを合わせるという作業を、自分の力ではなく、メガネに助けてもらうことになってしまいます。
このままでは、自分で努力することを放棄するため、どんどんどんどんピント合わせをする力が衰えてしまう。
だから、老眼鏡は使わずに、頑張って自分の力で見る努力をするほうがよいのだ、という考えかたがあります。


つまり、普段は手元の文字が、こんな風に見えてしまうけれど
jikokuhyou blur

老眼鏡を使えば、こんな風にハッキリ見える。
jikokuhyou clear

だけど、それじゃあ自分で努力することを放棄してしまうことになるから、見たいものを眼から遠ざけるなり、気合いを入れるなりして、せめてこの程度の見えかたになるようにしたほうがいい。
yayaboke2.jpg

まぁ、そういうことでしょう。

理屈と気持ちはわかります。

が、ピント合わせの力は、たいていの場合、本人の努力にかかわらず徐々に低下していくものです。

老眼世代の人にピント合わせの力を鍛えるトレーニングを実施しても、半年から一年程度進行を遅らせるくらいの効果しか得られなかった、という研究報告もあるそうです。
(留学中に講義で聞いたことなので、具体的な文献名はわかりません)

老眼鏡の使用が老眼の進行を早めるか否かという問いに対して、私は絶対的な自信を持って回答をすることはできません。
自分で臨床実験をしたわけでもないですし。

しかしながら、少しでも進行を遅らせたいという強い欲求があるのならまだしも、そうでなければ、しんどい思いをして手元を見るより、メガネに頼って楽に見たほうが、眼精疲労や余計なストレスもなく、よっぽど効率的な近業ができるのではないかと、私は考えます。
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  1. 2009/04/29(水) 23:32:54|
  2. 視機能・視覚・検査など
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