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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

先セル(モダン)のサイズ

先セル(モダン)が破損したり、著しく汚くなってしまったりした場合、
sakiseruhason.jpg

新しいものに交換できる場合がありますよ、ということを以前お伝えしました。

「古い先セルを引っこ抜いて、新しい先セルを差し込む、でもって前と同じような感じに曲げればオーケー」
そんな感覚でとらえてしまうと、「先セルだけ買ってきて、自分で交換すればいいじゃん」という話になるわけです。
「ネット通販で手軽に入手できるところ、ないかな」なんて探してらっしゃるかたもいるでしょう。

そういうショップがあるのかどうかはわかりませんが、合う先セルを探すのは、慣れていないとちょっと面倒です。

なぜなら先セルには
「芯金の形状」
「芯金の長さ」
「芯金の太さ」
「合口の太さ」
などにより、さまざまなサイズがあるのです。

ここでいう芯金というのは、下図のような
singanehirasin.jpg
細くなっている部分のこととご理解ください。

まず、ここの形が、

丸いか(丸芯)
marusinyou.jpg

平べったいか(平芯)
hirasinyou.jpg

によって大きく分類されます。

丸芯の場合は、これに加えて、芯金の太さや長さによって合う合わないを見極めていきます。

平芯の場合は、さらに合口の太さが問題になります。

ここでいう合口というのは
singanehirasin2.jpg

hiraaikuti.jpg
芯金(細い部分)から移行した、太い部分のことだとご理解ください。
通常の平芯用先セルは、この太い部分までをカバーする作りになっています。

この合口の太さは、さまざまです。
aikutihikaku.jpg

先セル自体、合口の細めのものと太めのものとでは、だいぶ見た目も違います。
hirasinhikaku.jpg

先セルのサイズには、完全な統一規格はないので、店の備蓄品では
「合口の太さは合うけど、芯金の長さが合わない」「芯金の長さは合うけど、合口の太さが合わない」という場合も出てきます。

そんなときには、お客様のご了解のもとで、芯金を短くしたり、先セルを短くしたり、ひと手間かけて対応しなければならないこともあります。

店舗備蓄品用に販売されているものですら、サイズや色が豊富にありますから、ありとあらゆるものを揃えておくのは、現実的ではないでしょう。
結果として、備蓄品では対応できないケースも出てきます。

たとえば、見えにくいでしょうが、こんな感じの芯金形状では
hiratokusyu.jpg
全く同じものでないと、綺麗に合わせるのは非常に困難です。


「合う先セルを店で探してもらって、合うものを購入して、自分で交換する」という方法もあるかもしれませんが、お店の立場で考えれば、「合う先セルを探す手間をかけるのなら、一緒に交換しちゃいたい」という技術者も多いと思います。

何よりも、先セルを交換した後に、耳の後ろの形に合わせていく作業、快適な眼鏡装用には、これが非常に大切です。
おそらく一般の多くのかたが思ってらっしゃる以上に、重要かつ技術を要する工程です。

先セルの交換は、メガネ店で対応してもらうほうが無難ではないでしょうか。


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  1. 2009/04/10(金) 23:43:30|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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