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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

凸レンズと凹レンズ

遠視の矯正には凸レンズを使います。
近視の矯正には凹レンズを使います。

凸レンズというのは、レンズの中央が厚く

1108191.jpg

凹レンズというのは、レンズの縁が厚くなります。

1108192.jpg


また、凸レンズというのは、像を拡大する効果があり、

1108194.jpg

凹レンズというのは、像を縮小する効果があります。

1108193.jpg


たとえば、右眼は近視、左眼は遠視という人がいたとして、それを完全にメガネで矯正したとします。
そうすると、右眼で見ているものはより小さく見え、左眼で見ているものはより大きく見えることになります。
同じものを見ているのに、見えている大きさが異なって感じてしまう「不等像視」という状態です。

多少の大きさの差異は、脳で微調整ができますが、この差異が許容を超えて大きくなってしまうと、右眼と左眼で見ているものの形は同じでも大きさが異なるから別々のものであるという判断を脳がしてしまうために融像が阻害され、強い違和感を感じたり、両眼単一視が困難になったりします。

なお、ここでは近視と遠視という例を用いましたが、右眼がすごく強い近視、左眼が1段階の近視といったような場合でも、像の縮小率が違いますので、不等像視は起こります。


左右眼で見ているものの大きさがどれくらい異なるのかというのをチェックするのには、いろいろな小道具があります。


これは左側の五角形のほうがちょっと小さいのですが、

1108195.jpg

もしこの左右の五角形の大きさが同じように見えたとしたら(それを確認するには特殊なレンズが必要です)、3%の不等像視が生じていることになります。

不等像視の許容範囲というのは個人差があります。
「一般にはこのくらい」という目安はありますが、教科書通りにはなかなかいかないものです。

前のメガネにはどれくらいの度数差があったのか、初めてメガネをかけるのか、小学生なのか、60歳なのか、いろいろな要因によって、違和感を感じる程度は異なります。
そこをいかに見極めて度数を決定するかが、眼鏡技術者としての腕の見せ所でもあるわけです。
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  1. 2011/08/19(金) 23:04:27|
  2. 視機能・視覚・検査など
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