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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

傷を磨く

たま~にご相談を受けることがあるのが「レンズにキズがついてしまったので、磨いてほしい」というもの。
こういう場合、申し訳ないのですが当店ではお断りをしています。
「どこに持っていったらやってもらえますかね」と聞かれるのですが、私もわかりません。

「ちょっと磨いてくれればいいんだよ」と言われても、そう簡単にはいかないものでありまして。


たとえば、レンズのコパやレンズ前面の縁の部分を、おしゃれ目的で磨く場合、

これを
1107186.jpg

こうしたり
1107185.jpg

これを
1107182.jpg

こうしたり
1107181.jpg

するときには、こういう装置を使いますので、

IMG_8566.jpg

だったら同じようにすればいいじゃんと、普通は考えますよね。


ところが、通常のレンズについた傷を

1107184.jpg

磨いてみると、

1107183.jpg

傷はわからなくなるかもしれませんが、同時にレンズに施されているコーティングも剥がれてしまいます。


また、傷を磨くということは、傷の深さの分だけレンズを削るのと同じことになりますから、傷の部分だけを磨くことができたとしても、傷のない部分とで凹凸ができてしまいます。

そうすると、レンズの度数が全く変わってしまいます。

全体を均一に磨くことができれば、全体にコーティングが剥がれ、凹凸もなくなる理屈ですが、それを上記の機械を使って手作業でやるのは、人間国宝級の技術が必要ではないかと思います。

ですから、傷を磨いて直すというのは、かなり無理があるとご理解いただいたほうがよいでしょう。
「新しいレンズに替えてくださいね」ということになります。


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  1. 2011/07/18(月) 23:48:11|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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