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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

-0.50Dの差

「―5.00Dと-5.50Dとの差はどのくらいあるのか?」というお問い合わせをいただきました。

レンズの発注単位でいうと2段階の差になりますが、「それは、かなり大きい差なのか?」と。

「-5.00Dと-10.00Dとの差」とで比較すれば、大した差ではないということになりますし、2段階の度数の違いでご自身の見えかたが自覚的に「かなり違う」と感じられるのであれば、かなりの差があるということになるでしょう。

何を以て「かなり」なのか「かなりとは言えない」とするのかがわからない以上、何とも答えにくいです。


一般論というか経験則というかで言えば、矯正視力1.0が得られている度数から2段階落せば、矯正視力は0.8近辺になることが多いと思います。

だからといって、度数が2段階違えば、視力も2段階変わるのかというと、必ずしもそういうことにはなりません。
つまり、現在の度数で矯正視力が0.1だとして、そこから2段階度数を上げたら、矯正視力が常に0.3になるかというと、そうではないということです。

もし、その理屈が成り立つのなら、0.1から1.0まで矯正視力を上げるためには、度数を9段階上げれば済むということになります。
実際は、そういう単純な話にはなりませんので。

お問い合わせされたことの裏に含まれているのが、たとえば、

「現在、-5.00Dのコンタクトレンズを使っていて見にくい。これを-5.50にしたらどれくらい見やすくなるのか。」

といったことであるのなら、これは実際に調べてみないことにはお答えのしようがありません。

自己判断で通販で購入しようとされていたりするのなら、こういった質問をされたくなることはわかります。

しかし、「見にくい」というのは、常に「度数が弱すぎる」とも限りません。
「度数が強すぎる」場合でも見にくくなります。

実際、見えにくいから、と、自己判断で度数を強くしていって、逆に見にくくなてしまったという人もおられましたから。


ご質問者様にご満足いただける回答はできませんでしたが、短絡的に回答できない事情もご理解いただけたら幸いです。




  1. 2019/04/30(火) 23:45:45|
  2. 視機能・視覚・検査など
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