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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

またまたハズキの話

大々的なテレビコマーシャルが止まらない「ハズキルーペ」。

このブログでも、何度かネタにしていますが

その①

その②

その③

合う人にしか合わない商品です。

コマーシャルでは相変わらず裸眼で使われているし、とうとう「ブルーライトがカットされている」などと言わせるようになったしで(注・ブルーライトカット性能に疑義を呈しているわけではなく、そこまで敏感に感じ取れる人はとても少ないはずだということです。)、誤解を生まないよう店頭での説明が必須ですし、カラーバリエーションが増えて店在庫はかさむしで、マジメに売ろうとすると結構大変です。

だったら売らなきゃいいのに、と言われそうですが、なんだかんだ言いつつも、店頭にポスター貼ったりして、

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一応売っております。


今日は「ハズキは何時間掛けていても疲れないのか」と尋ねられました。

これだけ宣伝をして販売もされているのだから何らかのエビデンスがあるだろう、と思われる気持ちはわかります。

ですが、ハズキ自体は既成の老眼鏡と同じようなものです。
拡大効果を生むために、ベースインプリズムを組み込んでいる点は異なりますが。

近見で外斜位が大きくて、ベースインプリズムが功を奏するようなタイプのかただと、既成の老眼鏡よりは疲れにくいかもしれません。
無論、ハズキの度数が、その人にとって適切であるというのが大前提なわけで、既成の老眼鏡では役に立たないという人がハズキを掛けても、やはり役には立ちませんし、近見が内斜位系のかたであれば、既成の老眼鏡より具合が悪くなることも考えられます。

ですので、何時間かけても疲れないかと聞かれても、「人によります」としかお答えのしようがありません。

ハズキを老眼鏡代わりに使うとして、真に自分に合うか合わないかを確認しようとしたら、きちんと度数や眼位を調べてもらう必要があると思います。
そこまでするなら、普通に老眼鏡を作ったほうがいいような気もしますけれど・・・


すっかり裸眼で使うことを前提にした商品のようになってしまっていますが、本来は「ルーペ」ですので、老眼鏡でピントを合わせた上から使うのが本流とは思います。
ですが、そのようにご案内しても「見にくい」と言われることはあります。
見ている距離が遠すぎるので、ピントが合わないのです。

そんなこと、コマーシャルだけでは、わかりっこありません。

どんな人にでも合う、どんな距離にでも合う、魔法のルーペではないことは、改めてお伝えしておきます。
詳しくは店頭でお試しくださいませ。









  1. 2018/11/05(月) 23:50:23|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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