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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

中近や近々の見えかた

当店ホームページで、中近・近々といったレンズをご説明する時に、こんなイメージ画像を載せています。

中近のイメージ

cyuukinpic_20181103205610f2f.jpg


近々のイメージ

kinkinpic.jpg

このイメージだと、レンズのどこを通してみても、このような見えかたになるという印象を持たれると思います。
つまり、老眼になる前、単焦点レンズでデスクワークをしていた時の見えかたです。

しかし、中近や近々(もちろん遠近も)は単焦点レンズではありませんので、ちょっと注意が必要です。


たとえば、こんな感じでデスクトップモニターを見るとして、

ixy_20181103_001.jpg

老眼になる前の単焦点レンズであれば、頭・首の角度を変えずにレンズ中央部付近で①の場所を見ても、レンズ下方で②の場所を見ても、同じようにハッキリみえるはずです。

ところが、老眼になり、中近・近々といったレンズを使うようになると・・・

中近や近々は、デスクワークがしやすいように、モニター画面から喪っと近い距離までにピントが合うよう、レンズの上のほうから下のほうにかけて、すこしずつ度数が変化するようになっています。
(遠近累進と同じ考え方です。)

仮に、大き目のモニターを使っており、レンズ中央部付近で①の場所がはっきり見えるような度数設定・レンズレイアウトを行なったとして、①を見ているときと同じ頭・首の角度で視線だけを下げてレンズ下方で②の場所を見ると、ちょっとボヤけるはずなんです。

なぜなら、レンズ下方部はモニターよりも近くの距離が見やすくなるような度数配分になっているからです。

したがって、②の場所をできるかぎりハッキリ見ようとするのなら、頭・首の角度を変えるなりして、極力レンズ中央部付近を通して見る必要があります。

もし、モニターの下部がかなり手前になるような斜め傾斜がついていたり、下図のような湾曲をしていたりすれば、

ixy_20181103_002.jpg

視線だけを下げても見えるかもしれませんが。


何が言いたいかというと、中近・近々では、老眼前の単焦点と同じ視線の使いかたでデスクワークができるわけではなく、見たいものの距離・角度に応じて、視線の使いかたを変える必要があるということです。

メーカーによって、いろいろな設計のものが開発されてはいますが、基本的な使いかたは同じです。

ですから、使用環境によっては、ちょっと使いにくい・妥協しないといけない場面も出てくるということです。

中近・近々の代わりに、二重焦点のほうが具合が良いという可能性もありますが、二重焦点には二重焦点の弱点もあったりして、それぞれ一長一短があります。

そういったところを、お店でよくご相談いただくことが必要です。









  1. 2018/11/03(土) 23:50:52|
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