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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

ご持参ください

この類のネタ、3度目になりますが、ご了承ください。
(それだけ多いということです。)


以下のような電話のやり取りがありました。
(内容・言葉づかい等は逐一再現しておりません)

「おたくは、メガネの修理はやってるの?」
「できるものであれば、お引き受けしていますが」
「ここのところがこうなって、ここがこうなって(と、変形具合をおっしゃる)、直せる?」
「一度拝見させていただきませんと、正確な返答はできないのですが」
「だって、おたく修理やってるんでしょ。だったらわかるでしょう。ここがこうなって(以下略)」
「想像はある程度付くのですが、素材や変形具合等によっても、状況が変わりますので、拝見してみないと」
「買った店が閉店しちゃったんで、お宅に電話する前に他の店にも電話したんだけど、同じようなことを言われたよ。要するに、ここがこうなって、ここのところが(以下略)」

こんな感じで、千日手です。


先日のネタにしたように、こんな感じで歪んでいたとして、簡単に直せそうだと思っても、

201502l.jpg

よく見てみると、こういう変形をしていることが根本原因であれば、当店の場合はその場で直すことは難しいことがあります。

201502g.jpg

当店で対処しきれないようなケースでは、修理を専門にしている業者に送りますので、費用と日数が余分にかかることをご了解いただければ、使用可能なレベルには直せることが多いです。

ただ、当店で直せるのか、業者へ送るのかの判断をするには、やはり現物を見ないとわかりません。

ちなみに、私が見てみて「これは業者へ送れば直せるかな?」と、その業者に聞いてみても「とりあえず送ってみてください」と言われます。
まぁ、そうでしょう。

業者が「見てみないとわからない」といっている以上、元請けとなるこちらも「見てみないとわからない」と答えることは、間違ってはいないと思いますし(大事なのは、お客様への物の言いかただというのも、わかっているつもりです)、「業者に送れば直せます」と安請け合いすることもできません。


お客様にしてみれば「大丈夫です。直せますよ」という一言が欲しいのだということは十分にわかるのですが、「直せます」と言い切るのは、実際に見たら直せないものであったとしても、「直るといったから遠くから来たのに、どうしてくれるの」という「切り札」を無条件に相手に渡してしまうことになりますから、もめたときには圧倒的にこちらが不利です。
うがった見方をすれば、悪意を持って「直せる」という言質を取ることも考えられるでしょう。

「プロなら、電話だけでわかるだろう」というご意見もあるかもしれませんが「プロだからこそ、安易に答えられない」ということもあるわけです。

ご面倒でも、ご持参いただくのが、確実です。
ご理解を賜りたく、重ねてお願い申し上げます。




  1. 2015/03/07(土) 23:00:42|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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