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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

まずは屈折異常の矯正

「斜位を調べてほしいのですが」「眼が疲れるのは斜位のせいではないかと思うのですが」
こんな問い合わせがたまにあります。
テレビで斜位が取り上げられると、問い合わせが増えたりするのは、どこの眼鏡店でも同じだと思います。

今は、ネットで、正しい情報もデタラメな情報も、ユーザーが自由に入手できる時代です。
たとえば、パソコン作業時に眼精疲労を感じる人が、検索をかけていたら・・・

斜位があると眼精疲労が起こることがあるらしい。
「自覚的に斜位を知らべる方法」を試してみたら斜位があることがわかった。
斜位はプリズムメガネで対処できるらしい。

といった流れで、「自分の眼精疲労は、プリズムメガネで解決できる」という結論を導き出してしまうかたがいます。

こういうかたが、当店に来られて、視機能をお調べした結果、パソコンをはじめとする近業時専用のメガネ(たとえば、凸レンズと乱視レンズの組み合わせ)で、解決できるのではないかという結論に達したとしても、

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ご自身は「プリズムメガネが必要」と思い込んでしまっているため、納得されないケースがあります。

仮に、裸眼で近見が内斜位、近業用眼鏡装用下で近見が正位(斜位なし)、となった場合、このかたの近用眼鏡にプリズムを入れる合理的な理由を見つけるのは、私では困難です。
これは極端な例としても、斜位の量その他を総合的に判断して「プリズム不要」と判断することは少なくないのですが、説明するのに非常に骨が折れます。

私の力不足で説明にご納得されず、不信感を抱かれたままで、メガネをお作りいただいてもトラブルになる可能性が高いですから、そういう場合は、他店さんで改めて相談されることをお勧めします。


プリズム云々の前に、基本は適切な屈折異常の矯正であり、距離や目的に応じた度数決定であることをご理解いただければ幸いです。


  1. 2014/07/14(月) 23:56:03|
  2. 視機能・視覚・検査など
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