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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

パスート

眼球運動を評価するにあたって、固視がきちんとできていることをまず確認するのが大切ということを、以前記しました。

固視に続いて、実際の眼球の動きをチェックしていくわけですが、まずはパスート(pursuit)。
パスートは、いわゆる追従運動のことです。
動いているものに対して固視を維持できるかを確認します。

確認の仕方は幾つかありますが、このときに眼の動きだけでなく、頭の動きにも着目するのが重要です。
眼を上手に動かせない場合、頭を動かすことで代償しようとするからです。

一般的には、動いているものを眼で追ってもらいます。
バリエーションの一つとして、線を眼だけで辿ってもらって、どこに行きつくかを答えてもらうものもあります。

"Groffman Visual Tracing Test"

IMG_5859.jpg


パスートが苦手な場合、スポーツ、特に球技のパフォーマンスが低下することが考えられます。
ボールを上手に追えないばかりでなく、たとえばテニスのように動くボールを打とうとする際には、頭が動いてしまいますので、的確にボールにラケットをあてることが難しくなります。

トレーニングをしていくことで、改善されていくケースも多いですが、パスートが上手にできない要因としては、いろいろな病気であったり、薬の影響であったりということもありますので、そういった場合にはその方面からのアプローチも当然必要になってきます。


  1. 2013/02/05(火) 20:58:27|
  2. 視機能・視覚・検査など
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