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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

なぜ誤答になったのか

30年近く前のことですが、いまだに納得いかないことがありますので、今日はその話を。

小学校6年のときだったと思うのですが、音楽の単元で民謡をやりました。
運動会での学年の出し物で踊った、富山の「こきりこ節」か何かを取り上げた気がします。
後日、民謡に関連するテストがあって、その中の問題に「知っている民謡をあげなさい」というのがありました。

授業でやった民謡の曲名を書けば済むような、くだらない設問ですが、授業でやったものを書くのは憚られるというのであれば、「ソーラン節」とか「炭坑節」なんていうのを書いておけば、多分マルがもらえたのだと思います。

ですが、私はそんなベタな回答をするような子供ではありませんでした。
「秋田おばこ」と書いて提出したのです。

ちょっとマニアックな曲かもしれないのですが、私が幼稚園に入る前くらいでしょうか、父が民謡に凝っていた時期があり、それで知っていたわけです。

が、テストが返って来たとき、私は怒りに震えました。
「秋田おばこ」がバツになっていたのです。

ご参考までに、

1302021.jpg
http://www.asahi-net.or.jp/~hb9t-ktd/music/Japan/Studio/Midi/Traditional/Akita_Obako.html より

ちゃんと、秋田の民謡として挙げられているものです。


もし、この回答をバツにするのであれば、「秋田おばこ」という民謡が存在していないことを証明する必要があるわけです。
これは、他の曲であっても同様です。
自分が知らないのであれば、確認しなければなりません。
今のようにネットで簡単に検索できる時代ではありませんでしたし、限られた集落にのみ伝わるような曲であれば、調べるのは相当難儀するはずです。

先生も一応調べたけれど、見つからなかったのでバツにしたのかもしれませんが、それは「見つけられなかった」だけであって、「存在しない」ということを証明したことにはなりません。
ですから、このように誤答であるとする根拠を示すのに骨が折れるような問いを設けたこと自体が誤りであったといえるでしょう。


私は、

・なぜ、これがバツなのですか
・この民謡は存在しないということを、きちんと調べたのですか
・あなたが知らない民謡を書いたら、それはバツなのですか

といった主旨のことを先生に問い正したかったのですが、率直に言って、あまり私と波長の合わない先生で、こんなことを聞いたら、生意気だと引っぱたかれて終わりのような気がして、聞くことはやめたのでした。

「先生、ここに秋田おばこって載ってるよ」なんて感じで歌詞カードでも持っていって、笑顔で話しかけるのが子供らしい可愛げのある対応ではないかと思いますが、私はそういう寝技ができる子供でもありませんでした。

先生、あの回答はマルですよ。



  1. 2013/02/02(土) 23:00:33|
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