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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

ナイロールフレームの枠替え

ナイロールフレームや、ふちなしフレームを仕入れると、普通は「型板」がついてきます。

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「型板」があれば、万一両眼のレンズが外れてなくなってしまっても、元の玉型に新しいレンズを削ることが可能です。

この「型板」、ほとんどのお店は販売・納品後も自店である程度の期間は保管をしていると思います。
逆に言うと、お客様に、できあがったメガネと一緒に型板をお渡しするお店は少ないのではないでしょうか。


以下は、この型板をお店から受け取らなかった場合の話です。


何らかの事情により、使っているナイロールフレームを、別のフレームに変えたくなったとします。
(ナイロールフレーム自体には問題がなく、まだまだ使える状態とします)

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この場合、レンズを別のフレームに移し替えることになりますので、ナイロールフレームからレンズを外します。

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全く同じ形のフレームがあればよいですが、同一品番でない限り、そういう可能性は限り低くなります。
たいていは、レンズをちょっと削って入れ替えをします。

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こうなってしまうと、このレンズを元のナイロールフレームに戻すことはできません。


さて、ナイロールフレームを買ったお店とは別のお店に行って、このようなフレーム交換を依頼した場合を想定しましょう。

「このナイロールフレーム、もう使いませんか?」
「はい」
「では、処分してしまってよいですか」
「お願いします」

みたいな会話が成立していたとします。

この後、レンズを移し替えたフレームを受け取るとき、「やっぱり、さっきのナイロールフレーム、いつかまた使うかもしれないから、もらっていってよいですか」とお客様に言われたとしたら、お店は困ります。

なぜなら、元のレンズは削ってしまいましたし、型板もないので、元のナイロールフレームの玉型を復元することがほとんど不可能だからです。
フレームのある部分については、何とか再現できるかもしれませんが、フレームのない部分(糸で支えている部分)の形がわかりませんので。
つまり、「使えるけれど使えないフレーム」をお返しすることになってしまうわけです。


お店としては、こうなってしまうと厄介なので、レンズを削ってしまう前に、不要のレンズを用いて元の玉型の「型板」を作っておく、もしくはナイロールフレームに組み込んでおく必要が出てきます。

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使わないナイロールフレームは処分してしまってよいのか、持って帰るのか、この判断は最初に明確にしておかれることをおすすめします。




  1. 2012/06/24(日) 23:32:12|
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