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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

珍しい(?)基底の書きかた

ちょっと前の話ですが、「よそのメガネ屋さんで、できないと言われたのですが、こちらでできますか?」と処方箋を託されました。

プリズム入りであることは分かるのですが、ふだん見慣れた書きかたとちょっと違っていました。

IMG_0145aa.jpg

4プリズムはよいとして、考えてしまったのがBASE(基底方向)です。

一般的には「IN」「上方」などと方向を書くか、0~359度までの角度で書くことが多いと思います。

ところが、この処方箋には角度と方向の両方が書かれています。
視能訓練士である妻に聞いても、初めて見た書きかたとのこと。

当方でのカバーテストをやってみた感じでは、

右 4プリズム 基底20度
左 4プリズム 基底200度

が妥当な書きかただと思ったのですが、左の20というのがよくわかりませんでした。

で、よく考えたら、こういうことね。

IMG_0144aa.jpg

仮枠は180度までしか表記がないので、左眼の200度に相当するのが「鼻側(IN)&下側(DOWN)の」20度になるわけです。

念のため、眼科に確認しましたが、その解釈でよいとのことで一安心です。


ちなみに、このような角度でプリズムの基底を表す場合のことを「合成プリズム」と呼んだりします。
左眼の4プリズム200度というのは、三角関数を使っての計算が面倒ですが、約3.75プリズムINと約1.25プリズムDOWN
とを合わせたのと同じことになります。


  1. 2012/02/13(月) 21:46:47|
  2. 視機能・視覚・検査など
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