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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

手痛いミス

ふだんの業務を、常に何のミスもなくできるかというと、決してそんなことはありません。

防げるミスもあれば、やむも得ないミスもあるわけですが、年に数回やってしまうのがこちら。


レンズを加工機で削る際、この部分でレンズを挟みまして、

IMG_5595.jpg

こんな感じで削りあがります。

IMG_5593.jpg


このとき、上の画像で言うとレンズの右側を挟んでいるのは、ゴム製の部品なのですが、

1103131.jpg

それなりの圧力をかけて押さえていないと、切削中にレンズが動いてしまうので、結果として加工中のレンズに貼る保護テープには、こんな感じの跡がついてしまいます。
(わかりやすくするために、不要レンズを5分程度挟んだ後のものです)

1103132.jpg

通常の工程であれば、テープを剥がせばレンズ自体に跡は残りません。
しかし、長時間レンズを挟んだままでいると、殊にプラスチックレンズの場合はレンズ自体にもダメージが生じます。

レンズ面に、同じような跡が残ってしまったり、見た目はなんでもなくても、コーティングの劣化が早くなることもあり得ます。
(この場合は、レンズ中央付近にドーナツ状のコート剥げが生じてくるかと。)

もちろん通常であれば、長時間レンズを挟んだまま放置することはないのですが、切削中にお客様が来られて、そのままお相手をしてしまい数十分経ってしまった、なんてことが起こるわけです。

お客様が見えたら切削を止めてレンズを外してしまえばよいのですが、状況によっては切削を止めにくい場合もありまして、そんなときは「少々お待ちください」とお断りしたうえで、区切りがつくまで作業をしてしまえばよいのだけれど。。。

お待たせしてはいけない、という意識が働くと、ついついそれが出来なくってしまうんですね。
結果として、気が付いたら数十分経っていたということになりまして、そうなると、もうそのレンズは納品できませんから、やり直しです。

新しくレンズを注文することになりますので、あるお客様をお待たせしなかったために、別のお客様(出来上がりを待っているお客様)をお待たせしてしまうことになります。
約束の日に納品ができなくなることもありますので、これでは本末転倒です。

わかってはいるのですけれどね。。。。
かなり凹むミスの一つです。

  1. 2011/03/13(日) 23:36:34|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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