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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

21項目検査 #16・#17

今週の21項目検査は、#16と#17です。

#16は、近見での実性相対性輻湊力
#17は、近見での虚性相対性輻湊力
となります。

実性というのは内寄せ(輻湊)、虚性というのは外寄せ(開散)のことだとご理解ください。

#16は#9#10同様にペースアウトプリズムを付加、#17は#11同様にベースインプリズムを付加します。
プリズムを付加していく過程で、視標が「ボケた・2つに分離した・1つに戻った」それぞれのポイントごとに、該当するプリズム量を記録していきます。

便宜上、ボケたときのプリズム量を#16A・#17A、分離・回復したときのプリズム量を#16B・#17B
と表記する場合もあります。


近見での検査なので視標はこんな感じのものを用い、

IMG_5520.jpg

調節力に問題がなければ(老視でなければ)#7の値を装用して行なうのが一般的です。
老視になっているのなら、どのような度数を装用して検査をしたのかの明記が必要です。


さて、#9・#10・#11では、遠見での輻湊力ないし開散力という単純な書き方をしましたが、ここでは「相対性」という言葉が付いています。

遠見での検査は、建前上は「調節力がゼロ」の状態です。
(厳密には、わずかばかりの調節力は働いているわけですが)

一方、近見での検査では、近見視表を明視するために調節を働かせる必要が出てきます。
#16・#17では、眼前40㎝に視表をセットした状態で測定を行ないます。

したがって、測定中、眼前40cmの視表を見るために必要な調節力を常に働かせた状態での輻湊力・開散力を調べます。
このあたりを考慮して「相対性」という言葉を使っているということになります。


「融像幅の測定」と言われたら、遠見が#9・#10・#11、近見が#16・#17のことを指しているとご理解ください。
  1. 2011/03/01(火) 23:29:31|
  2. 視機能・視覚・検査など
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