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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

21項目検査 #2

今週ご紹介する検査項目は、#2(角膜曲率半径の測定)です。

角膜曲率というのは、平たく言えば角膜の湾曲具合でしょうか。

ケラトメーターという器械で測定します。

本体の写真がないので、測定しているところの写真でご勘弁を。

IMG_4984.jpg

しかしながら、こんにち、ケラトメーターを装備している眼鏡店は少ないと思います。
ほとんどの場合、オートレフラクトメーターとオートケラトメーターが一体になった器械を置いているかと。
(当店も、これです)

ark700.jpg

角膜曲率半径の測定値は、こんな感じで表示されます。

10120081.jpg


ところで、この角膜曲率半径、コンタクトレンズの処方の際には必ずといっていいほど必要になりますが、眼鏡処方においては必ずしも必要ないというか、別にこのデータがなくても快適な眼鏡調製は可能です。
(と言ってしまうと異論を唱えるかたが、確実に1人はいらっしゃるはずですが。)

そういう事情があって、ケラトメーターの機能のないオートレフラクトメーターを使用しているお店のほうが多いかもしれません(そのほうが安価なので)。


屈折検査における角膜曲率のデータは、おもに乱視度数を類推する際に有効です。
しかしながら、オートレフラクトメーターがあれば、乱視度数も測定されてしまうのは事実です。
が、眼疾患のためにオートレフラクトメーターでの測定精度が低い場合に、角膜曲率半径がわかれば、乱視度数・乱視軸の目安を探ることができます。

また、角膜表面が不均等なために生じる不正乱視や、円錐角膜の予測も付けられます。
(オートレフラクトメーターでも、ある程度はわかりますが)

角膜曲率の経年変化を追っていければ、白内障の度合いの変化を追跡していくこともできなくはありませんし、屈折異常が「軸性」か「屈折性」かの区別の際に、このデータが参照されることもあるようです。

ただ、いずれにしても、データがあれば便利だけれど、なくても致命的な問題にはならないというのが、実際のところではないかと思います。
  1. 2010/12/08(水) 23:45:02|
  2. 視機能・視覚・検査など
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