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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

OKNドラム

これ、OKNドラムという、他覚的に視力測定をする道具です。
(当店にはありません)

okndrum.jpg

このドラムを眼前に提示します。
そして、床屋さんの看板のようにクルクルと高速回転させ、回転している部分に注目するようにしてもらいます。
(画像なり、動画があるとわかりやすいんですが、ありません)

このとき、ドラムを見ている人の眼に、眼振(この場合では、水平方向に眼球が小刻みに震える)が見られれば、ある視力が備わっていると判断することができるのです。

どれくらいの視力があるかというのは、ドラムに書かれている縞の太さやドラムまでの距離、見ている人の注意度などによって変わってきますが、細い縞を回転させたときに眼振が生じれば、それだけ視力がよいということになります。

ここで生じている眼振を「視運動性眼振」と呼び、反射的な眼球運動のため、自分の意思で長時間、眼振を起こさないように我慢させるのは困難です。

本人の自覚に頼らないため、乳幼児や発達が遅れていて通常の視力検査ができない場合のスクリーニングに有効です。

また詐盲(本当は見えているのに、見えていないと偽る人)のチェックにも使えます。
幾ら「私は眼が見えない」と言い張っても、回転しているドラムに注意が向けば、見えている人なら眼振が起きてしまうので、一発でばれるわけです。

私も試したことがありますが、どう気合いを入れても、眼振を止めることはできませんでした。

視機能の面白い実験の一つと言えるでしょう。
  1. 2010/05/19(水) 23:30:22|
  2. 視機能・視覚・検査など
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