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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

瞬間視

これは、Visagraphといって、読書中の眼球運動をチェックする装置です。
(当店にはありません)
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visagraphdemo 3


読書をするとき、私たちの眼は、固視(Fixation)→サケード(衝動性眼球運動)→固視→サケード→固視・・・というサイクルを繰り返しています。

つまり、文章を「あるまとまり」単位で固視し、次いで、次のまとまりをサケードにより眼を動かして固視して、そしてまたサケードにより次のまとまりへと進んでいくわけです。

このあたりの能書きはこちらをご参照ください。

したがって、「速読」をするためには、固視が安定しており、なおかつサケードが正確であることが必要なのは言うまでもないのですが、もうひとつ「一回の固視で、どれだけの情報を認識することができるか」というのも大切な要素になります。

先に述べた「あるまとまり」というのが、これにあたります。
つまり、「一回の固視で認識できる量(span of recognition)」を一つのまとまりとして捉え、そのまとまりをサケードでつないでいくということです。

「速読」ができる人の眼球運動を、visagraphでチェックすると、固視とサケードの回数がきわめて少なく、span of recognitionが広い(一回の固視で認識できる量が多い)という特徴がみられます。


この「span of recognition」を広げるのに有効な方法として、「瞬間視」を鍛えるというのが挙げられます。
一瞬で現れては消える情報をどれだけ把握できるかを鍛えるのです。

そのためのツールの一つが、tachistoscope(タキストスコープ)と呼ばれるもの。


これは、私が伯父に頼んで作ってもらった簡易的なパソコンプログラムです。
IMG_3511.jpg

「Start」をクリックすると、「Ready」の表示の後に
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数字が所定の時間表示されて消えます。
1005121.jpg

自分が認識した数字を入力して、
1005123.jpg

Enterキーを押すと、正解が表示されるという仕組みです。
1510122.jpg

数字・ひらがな・アルファベットの表示が可能で、提示秒数・提示される文字数・提示される文字の大きさなどを選択することができるようにしています。

もちろん、これだけで速読ができるようになるわけではありません。
実際は、もっと広い周辺視野が要求されるわけですが、別に速読用につくってもらったプログラムでもないので、必要に応じて視機能トレーニングツールとして使用しています。
  1. 2010/05/12(水) 23:20:07|
  2. ビジョントレーニング
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