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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

レンズの厚み見本

あるフレームに、ある度数を、ある瞳孔間距離で組み込んだ場合、どれくらいのレンズの厚みが出るのか、ということが、レンズを決めるにあたっては一つのポイントになります。

当店では、より薄くできるレンズを選択すれば、それだけレンズの価格が高額になっていきますので、レンズの厚み予測に関しては、なるべく細かく行なうようにしています。

つまり、「このレンズなら3.8mm、このレンズなら2.9mm、このレンズなら2.7mm」といった具合に、具体的な数値をお伝えするようにしています。

ところが、3.8mmとか2.9mmなどと言われても、実際のイメージは、なかなかわきにくいと思います。

そこで、厚み見本の出番です。
当店では、三つのパターンを用意しています。

1. ふちなしやナイロールフレームの場合にイメージしやすいタイプの例。
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縁が平らです。
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2. フレームにレンズがはまったタイプの例。
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フレームからどれくらいレンズが飛び出るかがわかりやすいです。
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3. 上記のフレームというか玉型は小ぶりなので、もう少し大きなフレームバージョンもあります。
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フレームを途中で裁断したものを
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それぞれの見本にあてがって使います。
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当店では、三つのパターンごちゃまぜで、2mm~7mmくらいまでを、0.2mm~0.3mm刻みにて用意しています。本来は、すべてのパターンで0.1mm刻みに手用意しておくのが親切だと思いますが、ごめんなさい。
少しずつ増やしていきます。
あと、7mmを超える見本はほとんどありません。
削る前のレンズで代用しています。

なお、これらはすべて、近視系の凹レンズの場合です。
凹レンズはレンズ中央よりも外側に向かって厚みが増していくので、わかりやすいのです。


一方、遠視系の凸レンズは厄介です。
レンズの中央が厚くなるので、イメージがしにくくなります。

一応、中心厚の見本は用意してはいるのですが、断面見本なので全体像がつかみにくいです。
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また、同じ中心厚でも、球面レンズと非球面レンズでは床高(膨らみかた)が変わってきます。
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しかも、玉型の大きさ(必要レンズ記事径)によって、中心厚は変わりますので、厳密に予測するにはフレームの形をコンピューターに入力したりする必要も出てきます。
そうすると、結構時間がかかってしまうので、どちらかというと凸レンズのほうがアバウトな作業になってしまいがちです。


いずれにしても、事前に厚みを予測することで、出来上がったら厚くてびっくりとか、思っていたほど薄くならなかったということは防げますし、より高屈折のレンズを使っても0.1mmしか違わないのならもったいないななんていうこともわかりますので、納得のいくレンズ決定のお役には立てると思っております。
  1. 2009/07/27(月) 23:17:40|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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