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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

お茶のお礼に

米軍キャンプにお住まいという、英語をしゃべる男性がメガネの修理依頼で先日来店されました。

二組のメガネを差し出されたのですが、Aのメガネは右テンプルが折れていて鼻パッドが片方ありません。
Bのメガネは左テンプルが折れています。
Aのメガネを使えるようにしたいので、Bのメガネの右テンプルと鼻パッドをAに移植してほしいというお申し出でした。

二つ返事で引き受けようとしたのですが。。。

まずテンプルの移し替え。
パット見は「割り智」(わからないかた、ゴメンナサイ)なのですが、テンプル止めのネジがありません。

とりあえず、Bのメガネのレンズ止めをネジを外すと、テンプルも外れたのですが、ネジ止めではなくダボ止めでした。

すなわち、智にダボがついていて、テンプルに空いているダボ穴に、それを差し込んで固定する形式です。

で、Aのメガネのレンズ止めネジを外すと、こちらは智にダボ穴が開いています。
かわりにテンプルにダボがついてるという、全く逆の構造となっておりました。
つまり、移植不可能であると。

鼻パッドはと申しますと、ネジ止めではなく、リベット止めのような、かしめて止めるような感じになっておりまして、これはどうやってパッドの付け外しをすればよいのか、見当がつきません。

写真を撮らせてもらえばよかったのですが、すっかり忘れておりました。


お客様に、申し訳ないけれど対応ができないこと、こんな仕組みのものは見たことがないこと、を告げると、いわゆるアンティークメガネで18世紀のものだとのこと。

何とか使えるようにして差し上げたいとは思うものの、当店では改造は無理ですし、業者に出せば何とかなりそうなものの、それなりの金額がかかってしまいます。
結局、移植は諦められました。


それでは、ということで、今掛けておられるサングラスを度入りサングラスにできないかとの、新たなるお申し出をいただきました。
が、これもアンティークのふちなしフレームで、レンズがネジ止めではなく、リベット止めのようになっています。

ダメもとでやってみようという技術者もいるでしょうが、私はリスクを回避するタイプなので、丁重にお断りさせていただきました。

米軍キャンプで紹介されて足を運んでくださっということで、大変に心苦しかったのですが、壊して取り返しのつかないことになるよりは、私はよいと思っています。

無駄足になってはしまいましたが、当方でお出ししたお茶が美味しかったと、お礼を述べられてお帰りになりました。


そうしましたら、本日来店されまして、「すごくおいしいから飲んでみてくれ」と、ハーブティーを一箱くださったのです。
lemontea.jpg

アメリカのスーパーでよく売られているタイプのものなので、おそらくキャンプ内のストアーでお求めになられているのだと思います。
レモン風味が彼好みらしいです。

いただく筋合いのものではないのにと恐縮しておりますと、
「気に入ったら連絡してくれ。すぐに持ってくるよ」
そう言い残して、にこやかにお帰りになられました。

残念ながら、まだお味見をしていないので、我々好みかどうかはわかりません。

が、仮に我々好みだったとしても、彼の連絡先を知らないので、連絡のとりようがないのですけど。。。
  1. 2009/04/20(月) 23:44:01|
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