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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

光学中心

メーカーにレンズを注文しますと、通常はこんな感じのものが届きます。

IMG_9096.jpg

これをフレームの形(玉型)に合わせて削っていきます。


このとき、ただ適当に削っていくのではなく、レンズ上に基準点を設定し、その基準点が玉型のどこにくればよいかを決めて削ります。

単焦点レンズと呼ばれるレンズでは、「光学中心」がその基準点となることが多いと思います。

「光学中心」というのは、文字通り、そのレンズの光学的な中心点です。
必ずしもレンズ形状の中心点とは一致しません。


光学中心を調べるためには、レンズメーターを用いるのが確実です。

これは当店のオートレンズメーターです。

1109044.jpg


レンズがないとき、レンズメーターのモニターはこんな感じです。

1109042.jpg



レンズメーターに無造作にレンズをセットしますと、

IMG_9058.jpg

光学中心の位置が十字で表示されます。

1109043.jpg


この十字線が、モニターに点線で表示されている同心円の真ん中に来るようにレンズを動かします。

IMG_9057.jpg

位置がきちんと揃うと、右端のプリズムを示す数値が0.00になり、「印点OK」の表示が出ます。

1109041.jpg

もし、プリズム処方を行なう必要がなければ、この位置に印をつけます。

IMG_9061.jpg
IMG_9097.jpg
IMG_9096a.jpg

真ん中の点が光学中心位置です。
(両端の点は、水平を見るための基準点になります。)

この点の位置を玉型のどこに持ってくるかを考慮して、レンズを削ります。
光学中心の位置取りがでたらめだと、非常に見えにくく疲れるメガネになってしまうのです。


また、レンズの度数を確認するときも、通常は光学中心の位置で確認をします。


なお、これはあくまでも単焦点レンズの場合です。
累進レンズの場合は、別のアプローチが必要になります。




  1. 2011/09/05(月) 23:38:45|
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