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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

停電になったら

ただいま当店は、お客様のいない時には、店内の電灯を可能な限り消灯しています。

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節電中

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お客様がいらしたときには、すべての照明を点灯しますが(画像では明るさの違いが分かりませんが)、昨日の記事にしたように、半分近くのハロゲン球を外していますのでふだんよりは幾らか暗くなります。

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ご了承くださいませ。


さて、今日は座間市相武台一丁目で計画停電がありましたのですが、なぜか当店は停電になりませんでした。
この地域は、相模原市南区相武台との境目にあたりますので、当店は相模原市南区相武台一丁目と一蓮托生になるものと思われます。
(南区相武台のほうは計画停電が行なわれませんでしたので、実際はわかりません)


そんなわけで、状況次第で停電になることはあり得るわけですが、実際に停電になった場合、眼鏡店としてどんな仕事ができるのかを考えてみましょう。

もちろん、昼間(外が明るいとき)限定ではありますが、まず視力検査はどうかといいますと。。。

当店は出入り口以外に窓がなく、奥行きのある作りになっていますので、停電になってしまうと検査室は大変暗くなります。

ですから、入口に近いところ、もしくは外に、紙の視力表を貼って対応することになります。

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度数の測定は、レチノスコープ(電池式)がありますので何とかなります。

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レチノスコープを使う際にはフォロプターがあったほうが具合がよいですが、当店のフォロプターは手動式で電源を必要としませんので大丈夫です。

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ただし、私の場合、レチノスコープでは乱視の精度や、左右調節バランスを取るのに一抹の不安がありますので、仮枠&テストレンズでのチェックをしたいところですが、

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紙の視力表を使うわけで、測定場所にちょっと困ります。
室内では明るさが足りませんし、外でやるのは大変です。

また、プリズム処方を念頭においた眼位検査も難しいです。
ですから、眼鏡処方を目的とした度数測定はお断りすると思います。


レンズ度薄の測定は、通常はオートレンズメーターを使いますが、

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非電動式もあるので問題はありません。


レンズの発注は、通常はパソコンですが、ADSLのルーターが使えません。
ダイヤルアップ接続では多分送信データが大きすぎて苦しいと思います。
ただし、一般的な注文は電話でもできますので基本的には問題ないのですが、玉型をトレースして凸レンズ&倒乱視のときにレンズの厚みを軽減させるオーダーはできません。
トレーサーが使えませんし、

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トレーサーの替わりに、玉型を紙にトレースしてもファックスが使えないからです。
ですから、この場合は停電復旧後の発注になります。


レンズをフレームに組み込むための切削加工は、電力がないと機械を動かせませんので、作業ができません。

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フレームの型直し・フィッティングは、懐中電灯で作業場を明るくすればできますが、先セルを温める温風機は使えませんから、先セルの調整はできません。

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ネジが折れてしまったときに使うドリルも機能しませんから、ネジ折れ修理も困ります。

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深視力の練習は、手動式深視力計の出番になりますが、室内では明るさが不十分なので、外でやることになりますね。

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こう考えていくと、電力に依存している作業が多いことが改めてよくわかります。
結論から言うと、かなりの作業が制限されるということです。

できることをやらせていただくしかありませんね。

ですので、特に遠方からご来店されるお客様は、計画停電が予定されている日に関しては、事前に当店にお問い合わせをいただければ幸いです。
  1. 2011/03/15(火) 23:18:17|
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