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キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

「見る」ということ

ブログを始めて、丸2ヶ月が経ちました。
本来なら、このブログの最初のネタとして、お話しすべきことだったかもしれませんが、遅ればせながら、書き記します。

当店ホームページの内容と重複する部分もありますが、ご容赦のほどを。

たとえば、黒板に9種類の図形が描かれていて、それをすばやくノートに書き写す場合、どのような「力」が必要でしょうか。

1 、入力系
書かれた図形、書く図形を鮮明に見る力(視力)
書かれた図形、書く場所に正しく視線を合わせる力(両眼のチームワーク)
黒板とノートに、すばやくピントを合わせる力(ピント合わせ能力)
どの図形をどこに書き写せばばよいのか、目標を見失わない力(眼球運動)

2 、視覚情報処理系
見えている図形の特徴を正確に捉える力(視覚認知)

3 、出力系
見た図形を正しくノートに書き写す力(眼と手の協応)

上記のように3グループに分かれた「力」がバランスよく作用しないと、
この課題を正確に遂行することは困難です。

もし、ある児童がこの課題に取り組み、その出来栄えが非常に良くなかった場合、学校の先生や保護者などは「この子、ちゃんと黒板が見えているのかしら」と思うのではないでしょうか。
ただし、この場合の「見えている」というのは、視力的な意味合いになると思われます。

しかし、実際のところ、視力的には「見えて」いても、他の力が損なわれていたら、出来栄えは悪くなってしまいます。

ですから、「見えている」という言葉を広義にとらえるのならば、上記のようなさまざまな力がきちんと備わっている必要があるのです。

このように「見る」ということを、「視力」や「度数」といった観点からだけでなく、さまざまな角度から分析していく学問を「オプトメトリー(Optometry)」と呼びます。


私は、上記のような「力」に不具合があった場合に、どのようなオプトメトリー的アプローチをしていくかのがよいかということを、勉強してきました。

その不具合は、メガネで解決できるかもしれません。トレーニングが必要かもしれません。
場合によっては、他の専門家のアドバイスが必要かもしれません。
自分が学んできたことを生かして、多くのかたたちの「見る」に貢献できればと思います。

そんな一連の能書きをまとめた記事が、だいぶ前に「プライベートアイズ」という雑誌に掲載されました。

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このブログを通じて「見る」ことに関する小ネタを、少しずつ紹介できればと考えております。

  1. 2009/01/31(土) 21:45:01|
  2. 視機能・視覚・検査など
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